福島市大笹生の十六沼公園で昨年10月、福島市の20代の消防士男性がターザンロープの遊具で滑走中、ワイヤが切れて約50センチ落下し、左足の骨を折るなどの重傷を負っていたことが26日、公園を管理する同市への取材で分かった。
市によると、遊具は長さ20メートル。
切れたワイヤは設置後、約20年が経過していた。遊具は12歳以下対象だったが、当時は塗装を施したばかりで使用制限を知らせる表示はなかった。
市は事故後、使用制限を示すステッカーを遊具に張った。
市によると、男性は昨年10月11日、家族3人で遊びに来ていて事故に遭った。
市はワイヤの劣化が原因として事故後、遊具を修復するとともに、市内6カ所の同様の遊具を緊急点検し、老朽化した4台を使用禁止とした。
福島民友ニュース/ 2016年1月27日